葛川まち協役員会議事録 令和7年10月7日
葛川まちづくり協議会 理事会 議事録
1. 開催概要
- 開催日時:令和7年10月7日
- 開催場所:葛川コミュニティセンター
1. 開会・会長挨拶
会議の開会にあたり、会長より、明日の定例会の次第、間近に控えた文化祭、大津市選挙管理委員会(選管)とのタクシーの便に関する相談、および要望書への一部回答の受領について報告がありました。本日は、これらの資料を含めて議題を進めることが確認されました
。
2. 連絡依頼事項
令和7年度自治連合会費後期分の納入について
令和7年度自治連合会会費後期分の納入期限は11月28日です 。納入方法は前期と同様に、現金または振り込みから選択できる形式を今回初めて採用しました
。振り込みが増えるかどうかが注目されていますが、現時点ではすべて現金での納入となっています 。振り込みがあった場合、当期としてはイレギュラーな収入として会計報告・決算書に記載する必要があり、これは来年度の課題と認識されています
。
3. 葛川学区要望に対する大津市からの回答について
大津市からの回答のみが届き、大津土木事務所への要望については後日(年内には)回答がある予定です
。以下の4つの要望に対する回答が確認されました。
3-1. 国道以外の迂回路整備について
- 国道以外の迂回路整備要望(花折峠の林道、平・探した間の通行止め区間)に対して、以下の回答がありました 。
- 林道花折峠線:林業用道路として管理しており、迂回路として確保する計画はありません。災害時には関係課との協議を経て活用方法を共有します(農林水産課)
。
- 安曇川の市道通行止め区間:安曇川の浚渫は一部実施されているものの、大雨時の水位上昇と道路冠水のため、市道の安全確保のため平成26年8月から通行止めが実施されています 。市道の復旧は事業規模が大きく、国道367号線との立体交差点化や河川兼用護岸の構造など、事業手法の検討や事業費の確保が課題である(前回と全く同じ回答)
。
3-2. 公民館・コミュニティセンターのエレベーター設置について
市民センターにおけるエレベーター設置は3階建て以上の建物に整備する基準があり、2階建ての建物については、利用者の昇降時に職員が介助することで対応するとの回答がありました
。これは過去に要望した際の回答と全く同じであり、進展がない状況です 。
- エレベーター設置の難しさから、代替案として、平屋での会議室増設や、現存の非常階段部分を利用したスロープの設置について意見交換がなされました
。スロープは車椅子での利用を可能にするためには建物を一周するほどの相当な勾配が必要であるとの指摘がありました 。
3-3. デマンドタクシーの再編改正について
- 日曜日の便増設、および平日の堅田駅からの途中便を細川のバス停まで延長する要望に対し、「交通事業者との協議、既存の公共交通への影響や利用分析等を踏まえ、研究してまいります」との回答でした
。
- 江若鉄道との路線権限:公共交通が撤退した路線区間であっても、既存の公共交通事業者(江若鉄道)が路線権限を持っているため、デマンドタクシーの運行・延長には江若鉄道の許可が必要となることが確認されました
。
- 登山客による利用と乗り合い割引の問題:デマンドタクシーの堅田便は、特に平日の利用者の半数が登山客であるという情報があり、登山客に有利な乗り合い割引制度が適用されているため、本来の地域住民へのメリットが薄れているという問題が指摘されました
。
- 今後の対応:まちづくり協議会としては、地域住民へ還元される仕組みとするため、乗り合い割引の廃止や運賃設定の見直し(高額化し、住民にはまちづくり協議会のチケット等で補助する)を検討すべきという意見が出ました
。市に対して、「研究結果はどうであったか」を具体的に確認することとし、乗り合いの利用時間帯や乗降場所などの利用実態データの提供を改めて依頼するため、11月に選管を招いて協議することとしました 。
3-4. 地域おこし協力隊の要請について
葛川学区における人的資源不足について、市は理解を示しており、今年度より日本郵便株式会社と連携した集落支援員を導入しているとのことです
。地域おこし協力隊については、すでに導入している他市町の事例を研究し、課題の整理を行うとの回答でした 。以前、導入寸前まで進みながらも大学との連携に方針が変更された経緯があり、回答内容に進展がないことが確認されました
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4. 選挙関連の対応(投票所アクセス改善)について
選挙管理委員会(選管)からの提案と、それに対する協議会の対応について、以下の通り報告されました
。
4-1. 投票所タクシー運行の見直し
- 投票所が1箇所に集約された後、タクシーを2台出していましたが、利用が極端に少ない(市長選でわずかに利用があった程度)ため、1台に減車し、**時間を設定した3便運行(午前、昼、夕方)**としたいとの提案がありました 。
- また、運行ルートについて、バス停中心ではなく、各村の住民の家に近い地点(例:町居の橋を渡った村内、木戸口の旧道、中村の学校前など)を乗降場所として回るように変更することで、利用者の増加が見込めるという案を提示し、選管は検討する意向を示しました
。
- タクシー運行の利用実態や住民のニーズを把握するため、11月に自治会長に各村の意見(「来てくれたら選挙に行ける」などの声)を聴取してもらうこととしました
。
4-2. コミュニティカーシェアの活用について
- コミュニティカーシェアをうまく利用できる方法がないかを提案したところ、選管から交通政策課と協議するとの回答を得ました 。
- 運転手の確保や、選挙であることから利用料金を選管で負担できる方策についても、あわせて検討してもらうこととなりました
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4-3. 移動投票所について
- 投票所を1箇所に集約する際、協議会から移動投票所の要望を出したところ、大津市選管は法的にできないと回答していました
。しかし、他市では移動投票所が実施されている事例があるため、改めてバス等を利用した移動投票所の検討を促しました 。
- 移動投票所は、固定の投票所よりもタクシー運行にかかる費用(2台で10〜20万円との試算)よりも安く済む可能性があるという意見が出ました
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4-4. 今後の決定について
選管からの提案に対する最終決定は、12月10日の自治会長会議で選管から説明を受けた後に行うこととしました
。ただし、それまでに万が一選挙があった場合は、緊急対応として従来のタクシー2台での運行体制で対応することが確認されました
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5. 葛川文化祭の準備状況について
5-1. 担当者の体制
11月1日・2日の文化祭開催について、地主神社の秋の大祭に伴い、1日の午前中は出席できない担当者がいることが報告されました
。
5-2. 進捗状況と会議体制
- 10月26日の全体会議を前に、模擬店や出展などの進捗状況が見えにくいとの懸念が事務局より示されました
。
- 応募締め切り(10月24日か25日頃)を待たずに、事務局から個別に作品出展の依頼を行うことを確認しました
。
- 危機管理体制(天候不良、事故等)の構築のため、各理事(セクション長)を通じて、当日の動きや人員配置を総括する必要性が確認されました
。
- 全体会議の前、10月20日頃に各セクションの代表者を集めて進捗状況の確認と詰めの話し合いを行うことを決定しました
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5-3. 情報共有の促進
- 文化祭を全体で一つのものとして成功させるため、自身のセクションだけでなく、他セクションの状況を把握することが望ましいと確認されました
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- 情報共有の手段として、オープンチャットのノート機能やタイムラインを積極的に利用し、進捗状況を共有するよう、参加者に呼びかけました
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6. その他
まちづくり協議会運営に関する意見交換
まちづくり協議会の会費について、自治連合会と二重に徴収する形は避けるべきとの意見交換がなされました
。大津市自体がまちづくり協議会の今後の方向性を示していない現状について議論され、自治連合会とまちづくり協議会の双方とも大津市自治振興課(係は異なる)が担当していることが確認されました
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