葛川まち協役員会議事録 令和7年11月 11日
日時:令和 7年 11月 11日 10時~12 時
場所:葛川コミュティーセンター2階会議室
議題1 デマンドタクシー運行状況報告と協議
運行便数は今年度234便、令和6年度は163便と98便であった。
プロジェクト 葛川(令和7年) 葛川(令和6年)
延べ利用者数 137人 155人
1日あたり利用者数 5.2人 6.0人
乗り合い人数 1.5人 1.6人
• 利用者数は昨年度と比較して減少傾向にある。
• 割引制度の利用状況では、葛川での割引利用が昨年度105件に対し今年度は86件(4月~8月)と減少傾向。回数券利用人数も25人から22人へ減少している。
• 利用料金は、距離の遠い葛川では800円券の利用が、伊香立では400円券の利用が多い。
デマンドタクシーに関する協議
• 相乗り割引の利用頻度が高いが、登山客などの観光客に利用機会が奪われる現状があるため、住民を優先できる制度の導入を検討する必要がある。
• 住民の福祉政策と観光政策は方向性が異なるため、観光客からは多く料金を徴収することで、制度の持続可能性を高めるべきではないかという意見が出された。
• 市側は、他市町の公共施設等で市外利用者の料金設定が異なる事例があることを踏まえ、料金制度のあり方について検討していく必要があると回答した。
• 以前に発生していた「予約しても乗れない」という事例について、現状の改善状況の確認が求められた。
• 市側は、令和4年度の事例を反省し、運行便数を増やしたことで、現在はほぼ対応できていると回答。ただし、地域住民の利用拒否が起こらないよう、交通事業者と連携し、可能な限りの配車調整に努めていることを強調した。
• 学区要望として、平日の伊香立止まりの便(JR堅田発、伊香立着の8:55、12:15、15:00の便)を細川・仰木まで延長してほしいという要望について、市側から、延長可能な具体的な便の確認が求められた。
• 葛川の高校生が朝のJR堅田駅発のバスに間に合うように、伊香立発の便を葛川側まで配車できないかという具体的なニーズが地域住民から出ている。
• 市側は、運行時間帯の確保が難しく、タクシー2台で運行している現状では大幅な増便は困難だが、要望を踏まえ、交通事業者と増便の可能性について協議する。
• 来年度(令和8年度)の運行継続は決定しているため、住民の意見を集約し、予算編成に間に合うよう年内(12月)までには事業者との調整を行いたい意向が示された。
選挙投票所へのカーシェアリング車両活用について
• 10月3日の選挙で、投票場所への送迎にタクシーが利用されたが、利用者が少なく、高額なチャーター費用(約6万円~8万円/日)が発生した。
• 地域のカーシェアリング車両(日曜日が運休)を活用し、地域の自家用車による運送(無償運送/共助)を活かすことで、市の経費節減と地域車両の活用ができないか、選挙管理委員会に諮ってもらいたいという要望があった。
• 市側は、カーシェアリング車両がボランティア輸送(無償運送)であるため、その目的外利用については問題ないが、運送に費用が発生する場合は選挙管理委員会との契約や協議が必要になるとの見解を示した。
選挙投票所へのカーシェアリング車両活用について
• 10月3日の選挙で、投票場所への送迎にタクシーが利用されたが、利用者が少なく、高額なチャーター費用(約6万円~8万円/日)が発生した。
• 地域のカーシェアリング車両(日曜日が運休)を活用し、地域の自家用車による運送(無償運送/共助)を活かすことで、市の経費節減と地域車両の活用ができないか、選挙管理委員会に諮ってもらいたいという要望があった。
• 市側は、カーシェアリング車両がボランティア輸送(無償運送)であるため、その目的外利用については問題ないが、運送に費用が発生する場合は選挙管理委員会との契約や協議が必要になるとの見解を示した。
議題2 除雪機の整備点検について
除雪機の保守点検整備の日時調整を、整備等事業者と進める。
議題3 新春交礼会について
• 会名を「新春交礼会」から「葛川大新年会」へ変更し、従来の式典的な性格から、地域住民の交流と、行政・議員に葛川の息吹を感じてもらう場へと変更することが提案された。
• 【開催案の骨子】
o 主催: 葛川自治連合会
o 会場: 石楠花山荘(1階を会食/2階を展示・交流)
o 会費: 一律5,000円(自治連合会からの補助を検討することで会費を低く抑え、住民の参加を促す)
o 会食形式: 立食ビュッフェ形式(地域内の飲食店が出店し、地域の食材や料理を提供することで、葛川の力をアピールする)。
o コンテンツ: 第1部は挨拶等を簡潔に行い、その後は地域住民、行政関係者、議員による自由な交流・意見交換の時間とする。2階では葛川の活動(里風、和太鼓、地域商品等)を紹介する展示を行う。
• [合意結果]
o 会費について、当初案の差別化は公平性の観点から好ましくないため、一律5,000円(6,000円)で調整することとする。
o 主催は自治連合会とし、連合会から補助金(10万円程度)を充当することを検討する。
o 挨拶は連合会長と代表者、議員代表に限定し、短縮する。
o 目的のうち、行政関係者や議員に葛川の息吹を感じていただくという意図はそのままに、表現をソフトにし、「より住民が主導的な立場でまちづくりを担っていく」というメッセージを内外に発信する場と位置づける。
議題4 その他
1. 和太鼓クラブおよび葛川協賛ネットワークの入会申し込みについて
• 和太鼓クラブの活動報告と入会申請
o 和太鼓クラブを10月に立ち上げ、現在16名が隔週で練習中。来年7月の太鼓回しで前座を務める予定である。
o 将来的に「葛川太鼓」として伝統化を目指し、太鼓購入のための寄付(一口10万円)を集める予定。
o 寄付集めや太鼓の保管場所(まちづくり協議会倉庫等の活用)を有利に進めるため、まちづくり協議会の傘下団体としての入会を申請する。
• 葛川協賛ネットワークの入会申請
o 葛川協賛ネットワークからもまちづくり協議会への入会申請が提出された。
2. 古民家修繕ワークショップ事業への支援について
• 坂下の空き家の修繕を、ワークショップ形式で実施したいという相談が地域の方からあった。
• 【事業の目的】
o 古民家修繕のノウハウを地域に伝え、葛川の古民家景観を保存していく。
o 次の入居者(3月入居予定)が決定しているため、それに合わせて修繕を完了させる。
• 【費用負担について】
o 修繕費用は入居者が一時的に負担。家主負担分は、入居後の家賃据え置き期間(家賃の代わりに修繕費を充当)で相殺する。
o ワークショップの講師料や保険料等について、補助金を活用したい意向。
• まちづくり協議会がこの事業の主催者となることで、地域における空き家対策事業として位置づけ、補助金申請等を有利に進めたいという要望。
• 入居時期の関係上、2月頃の実施が想定されるため、来年度当初予算または補正予算での対応が必要となる。金銭的な動きが絡むため、運営委員会で十分協議する必要がある。
3. 農泊(グリーンツーリズム)事業への参画について
• NPO法人より、朽木文化圏(朽木・葛川・針畑など)における農泊(グリーンツーリズム)事業を拡大する計画について、まちづくり協議会への参画要請があった。
• この事業は大規模な補助金申請を伴うものであり、地域団体が賛同・参画することで、事業の実現性を高める狙いがある。
• 具体的な活動内容やまちづくり協議会への要請内容について、今後、事務局を通じて詳細を確認し、運営委員会で協議する予定である。
4.予算の中間報告について
11月12日19時の自治連定例会でまちづくり協議会予算の中間報告を行う予定である。
以上の議論の後、役員会は終了した
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