葛川まち協役員会議事録 令和7年12月 9日

 

川まちづくり協議会 理事会 議事録

1. 開催概要

  • 開催日時:令和7129
  • 開催場所:葛川コミュニティセンター

2. 議題


議題1:葛川大新年会について

1.1. 開催計画の再確認と議題の変更

新年会の開催について、役割分担以外の詳細(日時、場所、会費5,000円)は既に決定済みであることが確認された。
前回会議にて計画の概要は承認済みであり、現在はその計画を推進している段階であることが確認された。
以上の経緯を踏まえ、本件は「協議事項」から「連絡事項」として扱うことで合意した。

1.2. 役割分担の決定

新年会当日役員の役割分担について決定した。

1.3. 企画内容の詳細

当日の企画について、以下の内容が提案・議論された。

  • 招待客の追加: 従来の招待客に加え、連合会顧問の佐々江氏、及び社協顧問の伊藤博氏を新たに追加招待することで合意した。
  • 会場演出:
    • 料理・店舗紹介: 参加者に地域の魅力をアピールするため、提供される料理の横に、店舗名や料理の説明、写真などを記載した紹介パネル(A3サイズ程度)を設置する。
    • 映像上映: 2階のスペースを活用し、葛川に関連する映像(YouTube動画、Instagram作品、写真スライドなど)をプロジェクターで常時上映する。これにより、参加者を2階へ誘導し、会場全体の回遊性を高める狙いがある。
    • 展示・物販: 2階スペースにて、日曜市関係者による展示や物販を検討する。詳細については、葛川観光協会会長と相談の上、進める。
  • 立食形式への懸念と対策:
    • 立食形式では参加者同士の交流が固定化されやすいとの懸念が示された。
    • 対策として、会場各所に歓談用のテーブルを複数設置するほか、飲み物を気軽に取れるバーカウンターのようなスペースを設ける案が出された。
  • 式次第: 会長挨拶、来賓紹介(紹介された来賓から一言いただく形式)、乾杯という流れで進行する。国旗掲揚や市民憲章の読み上げは省略し、会場の装飾として、地域の方に植物のディスプレイを依頼する方向で検討する。
  • 参加者への案内: 事前に、当日のメニューや出展内容を記載した簡単なプログラムを配布し、参加者が目的をもって会場内を回遊できるよう促す。

1.4. 今後の進め方

  • 会場下見: 会場レイアウトや設営の詳細を検討するため、会場となる石楠花の下見を実施する。日程は1215日、17日、19日のいずれかの午前中とし、役員のほか、厨房利用を予定している「気まぐれ食堂」や展示・物販関係者にも参加を呼びかける。
  • 準備人員の確保: テーブル運搬などの前日準備にあたり、マンパワーが必要となるため、明日の定例会にて各自治会に協力を呼びかける。

議題2:明日(1210日)の定例会における大津市からの説明事項について

明日開催される定例会において、大津市から以下の2点について説明がある旨、情報共有がなされた。

2.1. 投票所送迎の運行について(選管事務局)

  • 内容: 現在、南北ルートで2台運行している投票所送迎車を、次期から1台に集約し、巡回方式に変更する案。利用者数が少ないため、車両は通常のタクシーを使用するとのこと。
  • カーシェア利用の検討: 以前、まちづくり協議会から提案したカーシェアの活用については、選管側は難しいとの見解を示している。明日、会長が不在のため、詳細については電話で確認し、改めて協議する。

2.2. デマンド交通について(地域交通政策課)

  • 内容: 前回の合同会議で各自治会から集約した意見に対する回答。特に木戸口地区から要望のあった、昼間時間帯(13時~14時)の増便と日曜運行の可否について説明がある見込み。明日の会議が来年度の計画検討に向け地域要望を地域交通政策課に伝える場となることを確認。

議題3:国道沿いの落石問題について

3.1. 発生状況と経緯

  • 発生日時・場所: 1120日頃、国道367号線の坊村と中村の境付近(現在、土嚢が設置されている箇所)で落石が発生。夜間に通行車両が落石に乗り上げ、オイル漏れを起こす事故も確認されている。
  • 大津土木の対応: 通報を受け現場を確認した大津土木は、応急処置として土嚢を設置。しかし、斜面上部には依然として大きな岩石が残存しており、危険な状態が続いている。
  • 大津土木の見解:
    1. 落石の原因は、令和3年にまちづくり協議会が「山の健康事業」の一環として実施した周辺の樹木伐採により、斜面の保水力が低下したためと指摘。
    2. 危険な岩石が残る斜面は民地(所有者:中西秀夫氏)であるため、大津土木では直接的な対策はできず、土地所有者または伐採事業を実施したまちづくり協議会が対応すべきとの見解を示した。これは、今後の事故発生時に責任の所在を明確にするための通知であると解釈される。

3.2. 協議会側の見解と今後の対応

  • 過去の事例との比較: 過去に町井・坊村間の大谷尻で同様の危険箇所が指摘された際には、地権者からの連絡を受け、大津土木が速やかに防護柵を設置した事例がある。今回の民地を理由とした対応との違いに疑問が呈された。
  • 原因についての考察: 伐採との因果関係は不明確であり、むしろ近隣の舗装工事やダンプカー通行による振動が原因である可能性も考えられるとの意見が出された。
  • 現在の対応: 会長から県議を通じて大津土木に善処を要請中であるが、現時点で回答はない。
  • 今後の対策: まずは地域住民への注意喚起として、現場の歩道に危険を知らせる看板を設置する方向で検討する。

議題4NPO法人 葛川共創ネットワークからの協力依頼について

NPO法人葛川共創ネットワークより、来年度実施予定の事業に関する協力依頼があり、内容について説明と質疑応答が行われた。

4.1. 事業概要

  • 事業名: 全国農泊推進大会
  • 開催日時: 令和81015()16()
  • 開催地: 朽木地域(メイン会場:朽木公民館)、葛川地域、久多地域
  • 目的: 全国の農泊実践者(約60名)を招き、志子渕文化圏(葛川・朽木・久多)の魅力を体験してもらうと共に、今後の広域的な観光連携(地域協議会設立)や関係人口の創出、最終的には地域医療制度の設計に繋げることを目指す。

4.2. 協力依頼の内容

本大会の開催にあたり、滋賀県が所管する「滋賀のアグリツーリズム推進ネットワーク」への加入申請が必要となる。その申請書の「構成員となる団体」の欄に、「葛川まちづくり協議会」の名称を記載することへの了承を求めるもの。
なお、本件における主体はNPO法人であり、まちづくり協議会に直接的な業務や責任が発生するものではなく、あくまで協力団体として名を連ねる形であるとの説明がなされた。

4.3. 質疑応答

「農泊」と「民泊」の定義について質問があり、「農泊は単なる宿泊(民泊)に留まらず、地域の自然や文化、人々との交流を楽しむ農的体験を含む広い概念である」との説明がなされた。

4.4. 結論

会長不在のため即決はできないが、出席者からは特に反対意見はなく、協力に前向きであることが確認された。後日、会長に本件を報告し、正式に回答することで合意した。


議題5:移住促進に関する組織体制について

5.1. 現状の課題

現在、移住希望者からの問い合わせや空き家に関する相談は、まちづくり協議会が個別に対応している。しかし、専門の担当部署や部会がないため窓口が不明確である。特に、空き家の家財道具の片付けなど、多くの人手を要する作業については、現体制では対応が困難なケースが増えている。

5.2. 組織体制の提案と議論

  • 提案: 移住促進活動、特に空き家の片付けなどを担うボランティア組織(仮称:葛川お片付け隊)を、総合まちづくり部会の事業として正式に立ち上げることを提案する。
  • 運営方法:
    • 活動に必要な経費(ゴミ袋代、軍手代、ボランティア保険料など)は、まちづくり協議会の予算(総合まちづくり部会活動費)から支出する。
    • 活動への参加者を募り、グループLINEなどを活用して情報共有や協力依頼を行う体制を構築する。
  • 議論: 以前の移住促進部会はマンパワーで活動していたが、現在の組織体制では同様の活動が難しい。専門のチームを設けることで、依頼に対して組織的に対応できるようになり、保険の適用など安全面も確保できるとの意見で一致した。

5.3. 結論

本提案について、明日の自治会長会議(総合まちづくり部会)で正式に提起し、ボランティアの募集方法など、具体的な検討を進めていくことで合意した。


以上

 

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